
認知症外来
認知症外来
年齢とともに誰にでも増えてくるのが「もの忘れ」です。記憶力は30〜40歳をピークに、その後は少しずつ低下するといわれています。したがって「もの忘れ」自体は自然なことですが、
といったように、「病気によるもの忘れ」も存在します。その見極めがとても大切です。
病気が原因であっても、早期に発見して適切な治療を行うことで改善するものもあります。また、アルツハイマー型認知症など治療法が確立していないものでも、薬物療法や生活指導によって、症状の進行を遅らせたり、生活の質を保つことが期待できます。
当院では「病的なもの忘れ」を早期に発見し、治療につなげられるように、専門医による診察・神経学的検査・神経心理検査を組み合わせて総合的に診断を行います。画像検査(頭部CT・MRIなど)は近隣の医療機関に依頼し、その結果をもとに説明と対応を行います。
この違いは、ご本人だけでなくご家族が気づくことも多いです。次のような症状があれば、一度検査を受けてみましょう。
認知症にはいくつかの種類があり、原因や症状の出方に特徴があります。早期発見と対応が、症状の進行を遅らせ、生活の質を保つために大切です。
軽度認知障害(MCI)
アルツハイマー型認知症
脳血管性認知症
レビー小体型認知症
初期には記憶障害が目立たないこともあり、診断が難しい場合があります
前頭側頭葉変性症
(前頭側頭型認知症)
もの忘れよりも行動や言動の変化が目立つのが特徴です
このように認知症にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。当院では、早期の診断と適切な治療・サポートを大切にしています。
当院では以下の検査を組み合わせ、総合的に診断します。
検査を定期的に受けることで、認知症の早期発見・進行予防が可能になります。特に脳血管性認知症では生活習慣病の管理が重要ですので、高血圧・糖尿病・脂質異常症なども含めてトータルにサポートします。
認知症は早期に発見して対応することが、ご本人とご家族にとってとても大切です。「年齢のせいかな」と思うもの忘れでも、気軽にご相談ください。
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