
糖尿病内科
糖尿病内科
糖尿病は、血液中の「血糖値」が慢性的に高い状態が続く病気です。大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられ、日本人で多いのは生活習慣が関係する2型糖尿病です。
初期には自覚症状が乏しいため、健康診断などで指摘されても放置してしまうケースが少なくありません。しかしある程度進行してくると、頻尿になったり、倦怠感や体重の減少などがみられます。さらに血糖値が高い状態のまま治療を受けずに放置すると、失明・透析・心筋梗塞・脳梗塞などの合併症につながる危険性があります。
妊娠糖尿病は妊娠中に初めて診断された糖代謝の異常です。妊娠糖尿病は流産や早産、母子の合併症のリスクが高まるため、厳密な血糖のコントロールが必要です。
このような症状・心配がある方はご相談ください。
糖尿病は「気づきにくい病気」です。気になる症状がある方は早めの受診をお勧めします。
診断には血糖値やHbA1c(過去1〜2か月の平均血糖値を反映する指標)を用います。
以下のいずれかが確認されると糖尿病型
血糖値とHbA1cがともに糖尿病型もしくはその他の特定の条件を満たせば糖尿病と診断されます。
糖尿病が怖いのは「合併症」です。高血糖が続くことで血管が傷つき、臓器に障害をもたらします。
そのほか、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化症・感染症・歯周病なども合併症として知られています。
糖尿病治療の柱は以下の3つです。
食事療法
栄養バランスを整え、適切なカロリーを摂取します。食事は主食・副菜を揃えて、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂るようにします。
運動療法
ウォーキングなどの有酸素運動や筋力トレーニングなどを組み合わせて、自身の体力や病状に合わせた適切な運動を行います。
薬物療法
食事療法や運動療法のみでは血糖値のコントロールが難しく、合併症リスクが高い場合は経口薬やインスリン注射を用いて血糖コントロールを行います。近年は低血糖を起こしにくく体重減少にもつながる新しい薬や長時間効き続ける、週1回注射のインスリンもあります。患者様の病状やライフスタイルに合わせて選択していきます。
当院では、患者様に糖尿病や合併症の早期発見と治療、患者様の糖尿病の病態や併存疾患、ライフスタイルに合わせて治療方針を提案します。当院では糖尿病専門医による診療に加え、糖尿病療養指導士も在籍し、無理なく通院が継続できるようチームでサポートしていきます。
また持続血糖測定器といった、専門性の高い診療についても行っていきます。
取り扱い器具「FreeStyleリブレ2」
上腕にセンサーを装着し、最長14日間に渡りグルコースデータを提供します。
1分毎のグルコース値をリアルタイムに測定でき、選択式アラート機能もあり、低血糖/高血糖の検出を補助します。
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